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こまきのブログです。

「小坂明子@神戸外国倶楽部」ライブレポ!

komaki-13252007-05-25

●2007年5月25日(金)
小坂明子「Pianish Garden Tour 2007」
(ディナーライブ)


【会場】
神戸外国倶楽部


【出演メンバー】
小坂明子(Piano,Vo)
梶原順(G)
渡辺直樹(B)



【※注!少しだけネタばれあり】




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ライブレポっていうか、
「かんたん感想」という感じになりますが。。


このライブ、私とっても緊張してたんですよね・・・。
だって「ディナーライブ」って初めてだし。
しかもこの日はひとりで行くし。
会場の「神戸外国倶楽部」の雰囲気もよくわからないし。
(サイトは英語のみで、翻訳サイトを通しても
ヘンな日本語になるからわけわかんないし/涙)


でもとにかくサイトの写真を見ていると
何やら上品そうな雰囲気の会場・・・。
服はどんなの着ていったらいいんだろ?
私ふだんカジュアル一本槍なのに、困ったなー、とか悩んだり。


そして郵送で家に届いたライブのチケットには、
整理番号ではなく「ローズテーブル」とかって書いてあるし。。。
(「ローズテーブル」ってどんなテーブル?!って感じで
ますます混乱極まれり(^^;)


とにかく分からない事だらけでとっても緊張していたのですが、
「まあ、行ったら何とかなるのかなー。」とどきどきしながら
ライブ当日、会場へ向かいました。



会場の「神戸外国倶楽部」は、
神戸三宮のトアロードを、山側の方向に向かって
上って上って、上りきった(ぜえぜえ)ところにあります。


庭園風の敷地内の中に、円形の白い建物が立っています。
ライブ会場は、あの白い建物の中かなー、とか思いつつ、
びくびくしながら(^^;中へ


なんとかライブ会場の部屋(っていうのかな?)にたどり着きました。


この日のライブ会場となっていたのは、板張りの広い綺麗な部屋。
ううん、なんて表現したらいいんでしょうねー。
ホテルのラウンジみたい・・というのも違うし、
お城の中の一室みたい・・というのもまた違うし。。


でもとにかく上品で優雅で、ちょっと圧倒されるというか
緊張する雰囲気です。


この日は19:00〜20:00がディナータイム(バイキング形式)で、
20:00〜ライブスタート、でした。


私が着いたのは19:00すぎだったので、
会場の部屋に入ると、既に紳士淑女の皆さまが、
テーブルに着いて優雅にディナーを楽しんでらっしゃいました。
おおお。(←雰囲気に圧倒されている)


ひとりバイキングは結構つらいものがあるかなー、
と思っていたのですが、そうでもなかったですね。
あんまり気にならなかったですね。


そんな感じで不安だったバイキングタイムも何とか乗り切り、
20:00になったのでライブスタートです。


この日は楽器が部屋の中央にセッティングされている
センターステージ形式でした。


ライブは、ほぼインスト中心で進んでいきました。
(ときどき歌ものあり)


小坂明子さんのピアノは、素直なあたたかみのあるピアノでした。
そして海の穏やかなうねりを思わせる直樹さんのベースが
サウンドのボトムを自然な形でしっかりと支え、
そこに梶原さんのギターの音色が、まるで宝石みたいに
きらきらっと輝きを散りばめていく・・・
そんな感じのライブだったかな。


私はライブであそこまで終始音数の少ない梶原さんのプレイは
初めて聴いたような気がします。
全体のサウンドがとてもシンプルなので、
そのバランスを崩さないように、
本当に必要最低限の音だけを大事に奏でている、という印象でした。
そのぶん聴いている側は、
梶原さんのギターの一音一音の輝きに、じっと聴き入るような感じだったかな。


ピアノの下にライトが置いてあって、
そのライトは曲の雰囲気によって色合いを変え続けました。
そのライトの光が会場の部屋の壁に映って、
ちょっと幻想的な雰囲気になりました。
シンプルな演出だけど、素敵でした。


会場は音の響きがとても良かったです。
音がくっきりと綺麗に響き、
ひとつひとつの楽器の音像がしっかりと見えるような・・・
ひとつひとつの楽器の独立した音も、
それぞれの楽器の音が混じり合う様子もはっきりと見えるような、
そんな感じでした。
アコースティックな音楽を奏でるにはもってこいの空間、
という感じがしました。



私は小坂明子さんの「あなた」が
ヒットしていた頃の事をよく知らないので、
ライブでこの曲が歌われたときも、周りの小坂さんファンの方みたいに
ものすごく思い入れて聴いているわけではなかったんですけど・・・


でもあの歌の歌い出しの歌詞・・・


「もしも私が家を建てたなら ちいさな家を建てたでしょう」


っていう歌詞は、本当に素敵ないい歌詞だなあと思いました。



「あなた」が歌われたとき、
泣いているファンの方がいっぱいいらっしゃいました。
私自身はそこまではならないんだけど、
でも泣いている方たちの「気持ち」は、わかるような気がしました。


歌って、その当時の気持ちを封じ込めるようなところがありますもんね。
そして時間が経ってからその歌を再び聴くと、
当時の自分の気持ちが、何かが解凍されるように、ぶわっと蘇ってくる・・・


たぶん泣いている方々は、そういう気持ちだったんだろうな、と思います。


そういう気持ちを持てる事は、幸せなことですよね、きっと。



静かな穏やかな時間を過ごせたライブだったと思います。


6月には関東の方でライブがありますね。
参加される方々、楽しんで来てくださいね。