It Will Be Fine!

こまきのブログです。

ドラムサークルレポ!

今回は、「楽しむ」「感じ取る」事にとことん集中したかったので、
写真は撮ってなくて文章のみの感想になりますが。。


ドラムサークルへの導入として、
最初にスタッフの方々が演奏をされたのですが、
演奏をされている皆さん、本当ににリラックスして
「音楽大好き!」って感じで楽しまれていて、
とっても素敵でした〜。



そして今日は特別ゲストとして、
パーカッショニストのペッカーさんもいらしてました。
コンガでいろんなリズムパターンを説明しながら披露してくださったり、
自らファシリテーターとなって、
タイコを使わずに体でできるリズムあそびを教えてくださったり。。
(ドラムサークルでずっとタイコを叩きっぱなしだと、
手が痛くなったり体が疲れたりするので、
合間にこういう、タイコを叩かないリズム遊びを入れるといいそうです。
なるほどなー。)



あと印象深かったのは・・・
ファシリテーター、あっこ1さんの心臓のビートに合わせて
みんなで楽器を叩いたこと。


あっこ1さんが自分の手で脈をはかって、
「どく、どく、どく・・・」とマイクを通して口にすると・・・
会場のみんなも、そのテンポに合わせて一斉にプレイ!
一人の心臓の音に、みんなの心臓のビートを重ね合わせていくようで
なんだかとっても素敵な感触でした。


そう、生きている限り私たちは、
ひとりひとりが心臓で絶えずビートを打ち続ける
リズム楽器なんですものね。



恒例の、暗闇の中での「光る鳴子」タイム、今回もありました。
今日は、円形になってプレイしている参加者のまわりを、
スタッフの方たちが光る鳴子を打ち鳴らしながら
ぐるぐる回る・・・という感じだったのですが、
ファシリテーターのあっこ2さんが
私に光る鳴子を手渡してくださったので、
図々しくも、私もスタッフの方々の「光る鳴子チーム」に
仲間入りさせていただきました。


いやーもう、これは楽しかった〜。
最初は鳴子チームは参加者の方々の
円の外側をぐるぐる回っていたのですが、
途中からは円の中心に入ってみんなでぐるぐる回ったり、
いろんな事をしました。


外から見ると、遠い昔の原住民のお祭りみたいになってたと思うな。
原住民の何かのお祭りや儀式で、
円の中心で炎が燃えてて、その炎のまわりでみんなで輪になって
踊ったり、タイコを叩いている・・・
ビジュアル的にはそんなイメージ。


で、不思議なことなんですけど。
なんか私、その感覚を知ってるんですよ。
なんだかとても懐かしい。
あのドラムサークルの空間にいて、鳴子を打ち鳴らしながら、
「あぁ私この感覚を、知ってるわ」と思いました。


私はふだん夢見がちな文章をよく書くわりには
前世とか来世とか輪廻転生とかっていうのはあんまり信じていない、
そういう面に関してはわりとクールなタイプなんだけど、
でもドラムサークルの空間にいると、
ときどき自分が「遠い昔のどこか」に還っていくような感触があります。
それはたぶん、自分が生まれるもっと前のどこか。
そういう、普段は記憶の底に眠っている昔むかしの自分に、再び出会うのです。
とても不思議で、とても懐かしい感触です。
癒されるような感じもありますね。




終盤はあっこ2さんのファシリテート(もう、ほんっとかっこよかった!)で、
みんなの心がひとつになりました。


あっこ2さんが、ご自分の手の動きや足の動きひとつひとつに
ものすごく心をこめて集中しているのがわかるから、
私もそういうのを、じっと心を澄まして受け取るように心がけていました。


「反省はしても後悔はしない」が信条の
あっこ2さんのファシリテートは、いつもポジティブなパワーに満ちています。
同じ空間にいるだけで、いっぱい元気をもらえる感じ。
にこにこと微笑む素敵なお日様に、ぱあっと心が照らされるような感触です。


時間が進むにつれ、
あっこ2さんの集中力と、参加者の「気」のちからがひとつになって、
グルーブは一体感と熱さを増し、
素敵なひとときをみんなで一緒に過ごすことができました。




今回のドラムサークルも楽しかったです。


いま、去年読み返した村上春樹さんの小説「海辺のカフカ」を
また再び読み返しているんですけど。。
その「海辺のカフカ」の中に、こんな言葉がありました。



『この世界における一人ひとりの人間存在は厳しく孤独であるけれど、
その記憶の元型においては、私たちはひとつにつながっているのだ』



この言葉を読んだとき・・・
私は、2005年の渡辺貞夫さんのリズムワールドや、
そしてこのドラムサークルに参加して得た感動のことを思いました。
リズムワールドや、ドラムサークルに参加して、
まさしくこの「海辺のカフカ」の言葉どおりの事を、
私自身、思ったので。。。



私たち一人ひとりの人間存在はほんとうに厳しく、孤独です。
でも、遠い遠い昔の記憶の元型においては、
私たちはもとはひとつだったんじゃないかな、と思うときがあります。


そういう感触に出会うとき、救われる感じがします。
実際今日も、救われました。
あたたかい気持ちになりました。



生きていく上で悲しいことや大変なことはたくさんありますが、
それでもやっぱり一生懸命に生きていくことは素晴らしいことだし、
自分のビートと人のビートを重ね合わせていくことは素晴らしいことだな、と
そんなことも思いながらドラムサークル中楽器を叩いていたような気がします。


何だか私にとってドラムサークルは、
「生きていく上で大切なものごとを確認する場所」みたいに
なってきているな、と思います。


いろんな大切なものごとを確認したり、
あるいは自分自身に言い聞かせたり、励ましたり。。




今日同じ空間で同じ時を過ごせた全ての人々に感謝です。


ドラムサークルが終わってから、
あっこ1さん、あっこ2さん、ミーママさんと、
ぎゅーっと抱きしめ合いっこできたのも本当に嬉しかったです。


大きなイベント、本当にお疲れ様でした。
そして素敵な時間を、本当にありがとうございました!



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