ピンク色の花を見ていると
ふんわり優しい気持ちになるし、
白い花を見ていると厳かな気持ちになります。
赤い花を見ていると気持ちが強くなるし、
黄色い花を見ていると
ぱかっと明るい元気な気持ちになるし、
青い花を見ていると気持ちが静かに深くなります。
そういうふうに、見る花の色に
自分の心の色を自由に染め上げて行くのが楽しいです。
谷川俊太郎さんの「真っ白でいるよりも」という詩のラストは、
こんな言葉で締め括られています。
真っ白でいるよりも
きらいな花の色になる方がまし
でしょ?
(谷川俊太郎「真っ白でいるよりも」より)
いろんな意味に取れる言葉だなあ。