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こまきのブログです。

映画「レッド、ホワイト&ブルース」

komaki-13252006-01-20

映画「レッド、ホワイト&ブルース」は
「The Blues Movie Project」のうちの一本ですね。


※「The Blues Movie Project」については、
2005年6月4日の日記の冒頭分を
参考にして下さい。


☆2005年6月4日の日記〜映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」
http://d.hatena.ne.jp/komaki-1325/20050604

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この映画「レッド、ホワイト&ブルース」、
先日WOWOWで放送されたので、録画してたんです。
で、先日その録画していたものを見ました。


過去のさまざまなライブ映像や、
それぞれのミュージシャンの今のライブ映像を交えながら
多くのミュージシャン達がブルースの歴史について、
時に真剣な厳しい表情をしながら、
時に昔の懐かしい思い出を語るような優しい表情をしながら、
語っていました。


B.Bキングも語ってました。
エリック・クラプトンも語ってました。
ジェフ・ベックも語ってました。


たっぷりとブルースを聴きながら、
誰かの大切な話を聞く穏やかな時間・・・
そんな雰囲気の映画でしたね。



トム・ジョーンズという歌手が、
過去の自分のけんかの思い出について語っていたりして、
その話の内容は、あまり品のいいものではないんですけど(笑)
でも、このトム・ジョーンズという方、
歌ったら素晴らしかった〜〜!!


タイトルはわからないんですけど、
「君の心から届いたラブレター」という歌詞があるバラードを歌って、
もうこれがほんと、素晴らしかったです。
とろけました〜〜。



ジェフ・ベックのギターも、
恥ずかしながらこの映画で初めて聴きました。


心のいちばん柔らかいところに、
なんの挨拶もなしに、直接届いて来るような、そんなギターでした。
なんかもう、すっごく「直接的」という感じがして、
自分の心に一音一音、キュインキュイン響きました。
すごかったなぁ。


ジェフ・ベックって、周りに漂ってる雰囲気も、
すごくかっこいいですねー。


じっと黙って立っているだけでも、
「あぁこの人は、内面にすごく深いものを抱えている人なんだな」
というのが、見ていて伝わって来ます。
うーん、かっこいいー。



この映画の中で、それぞれのミュージシャンが語っていた言葉も、
印象深いものが多かったです。


誰が話した言葉だったかは忘れてしまったんですが、


「ブルースは、歌手や演奏家が、
心の底からしぼりだす真実を歌うものだ」


っていう言葉は、ああきっとそうなんだろうな、って思ったし。



あとやっぱり、B.Bキングの言葉がかっこよかったです。


●「私は思った。白人がブルースに気づくことで、
黒人に閉ざされたドアも開き始めたと。」


この言葉を聞いて、
そうか、そういう側面もあったのか。。と思ったし。



●「(ブルースは)
今、我々が生きてる人生、
過去に生きた人生、
これから生きるだろう人生、
それを歌ってる。
だから惹かれる。
人生を歌ってるからだ。」


これにはしびれました。かあっこいい〜〜。
やっぱりB.Bキングはかっこいいなぁ。
B.Bキングの語り口はとても謙虚で、そこもとても素敵でした。



それにしても、ブルースの歴史って本当に長い!深い!
まだまだ初心者の私は、どこからどう手をつければいいやら〜、
という感じです(苦笑)


ま、自分のペースでちょっとずつ知って行きたいと思います。


ソウル・オブ・マン」も録画したので、また後日見よっと。