It Will Be Fine!

こまきのブログです。

初めてJ&Bのライブに行った日

komaki-13252006-01-15

J&Bは1999年にスタートしたバンドです。


メンバーは、
梶原順(G)
浅野祥之(G)
松原秀樹(B)
沼澤尚(Ds)
の四人。(初代ドラマーは宮川剛)



私がJ&Bに出会ったのは、2001年の夏でした。


私が「インスト音楽」というジャンルに出会ったのが、2001年春。
このジャンルの音楽の魅力に目覚め、
手探りで少しずつライブハウスに通い出しました。


2001年7月に行った、京都ラグでの「青木・本田セッション」で、
初めて梶原順さんの生のギターを聴きました。


「ロックな曲でのプレイが、すごくかっこいい方だなぁ。」
と思って、すごく印象に残りました。
梶原さんと、本田雅人さんの仲良しこよしMCも、
とても雰囲気が良くて(笑)


そしてこのセッション会場で配布されていたチラシで、
「J&B」というバンドの存在を初めて知りました。
確か、J&Bのファーストアルバムリリースの
宣伝チラシだったと思います。


チラシを見て、すごく興味を持ちました。
ツインギター、ベース、ドラムスというシンプルな編成のバンド。
面白そうだな〜、と思いました。


この頃から、梶原さんに興味を持ち出し、
当時の梶原さんのオフィシャルサイトを
まめにチェックするようになりました。


そしてそのサイトに載っていたスケジュールで、
梶原さんと浅野さんのアコースティックギターデュオ「JとB」が
地元神戸三宮のHMVにインストアライブに来る、という事を知ります。


「うわぁー、三宮HMVに来てくれるんだ!」
と思ってすごく嬉しくて。
で、行きました、インストアライブ。2001年7月の事です。
これが私にとっての、「二回目の梶原さん」でした。


インストアライブでの演奏を聴いて、
梶原さんと浅野さんの周りに漂う「プロの空気感」に大感動。
その場で、J&Bのファーストアルバムも購入しました。
サイン会で梶原さんと握手して頂けて、嬉しかったです。


その一ヶ月後の8月に、J&Bのライブが
神戸チキンジョージであるという事を知りますが、
なんせこの頃の私は、まだインスト音楽を知ったばかりで、
ライブハウスへ行くのだって、まだ全然慣れていない状態。
周りにも、そういう音楽に興味のある友達はいなかったし。


J&Bのライブに行くなら、ひとりでライブハウスに行かなければならない。
(今なら、全然平気なんですけど/爆)
しかも、このJ&Bというバンドはギターバンドだし、
観客層は男性が多いんじゃないかな?
女性ひとりで行って、浮いちゃったらどうしよう・・・とか
いろいろ考えちゃって、ライブに行く決心がなかなかつきませんでした。


でも、ある出来事をきっかけに、
「よし!J&Bのライブに行くぞー!!」と決心する事ができまして。


2001年8月27日に、神戸チキンジョージに、
J&Bのライブを初めて見に行きました。ひとりで。


実際にライブ会場に行ってみたら、観客の半分ぐらいは女性でした。
ホッとしました。


私は、会場後方の席に座っていましたが、
私の後ろには、いかにも「ギターやってます!」って感じの
ギター少年達のグループが座っていました。


で、開演直前にその少年達が
「絶対この座り席より、立見席の方がよく見えるよなー。
立見席に行こうかなー。」
とかって、仲間同士でぶつぶつ相談してまして。


結局、
「よし!立見席に行こう!」と相談がまとまったらしく、
みんなで一気にガーッと立見席に移動してました。


そのやり取りを見ていて、
「なんかいいなぁー」と思いました。
「みんな梶原さんのギターを、J&Bの演奏を、
心から楽しみにしてライブに来ているんだなぁ。」
と思いました。
なんかいいですよね、そういうのって。


ライブは本当に素晴らしかったです。
失礼な言い方かもしれないけど、
正直あんなにすごいとは思いませんでした。


私は当時ギターに関する知識とかは全くなかったし
(今もないけど(^^;)
「ライブ、楽しめるかなぁ?」という不安がすごくありました。


でもそういう細かい理屈とか、知識とかがなくても、
全然オッケーでした。
理屈抜きに、ハートにガンガン来るライブだったんです。


ライブを見ていて、「何これー!すごいカッコいい〜!!」と
心の中で思いっきり叫んじゃうシーンが
何度も何度もありました。大興奮でした。


「Song for J&B」でのバンド全体のうねり、すごかったなぁ。
私はこのJ&Bのライブで、「グルーヴ」という言葉の意味を、
初めて知ったような気がします。


梶原さんのギターは本当にすごかったです。
初めて聴いたJ&Bでの梶原さんのギター、衝撃でした。
心を、体を、熱く激しく射抜かれてしまいました。


もう私、体を揺らすのさえ止めて、静止して、
じいーっと梶原さんのプレイを凝視しちゃうような瞬間が
何度も何度もありました。
もう本当に、梶原さんの事を吸い込まれるように見ていました。
釘づけでした。


梶原さんは、ギタープレイももちろん素晴らしいけれど、
メロディーメーカーとしてもすごい方だなあ、と
ライブを見て思いました。


ロックな曲も、アコースティックな曲も、
どの曲のメロディーラインも
聴いててすごく自分のツボにはまるものが多かったんです。
「素敵なメロディーラインを作られる方だなあ」と思いました。


会場からの、「大阪ではライブやらないの〜?」の声に対して
梶原さんが、
「こういう理由で、ライブは神戸でやる事が多いんです。」
と丁寧に説明されているシーンも、すごく印象的でした。
誠実な方だなあ、と思いました。


J&Bのライブは、MCも楽しかったなぁ。
(MCの楽しさに関してはもう、説明いりませんよね/笑)
本当に楽しい空間でした。



私は、このJ&Bのライブの直前に、
とっても落ち込んでしまう出来事があって、
この8月27日のJ&Bのライブ当日、仕事をしている時も
なんかちょっとでも気を抜いちゃうと、
ポロって涙が出てきちゃいそうで、
職場では一生懸命無理して笑っていました。


でも、この日のチキンジョージのJ&Bのライブ会場では、
無理なんかしなくても私は本当に心から笑えたし、
わくわくできたし、興奮できたし、とても楽しい気持ちになれました。


やっぱりライブって、音楽っていいな、と改めて思いました。


そしてその日自分にそういう気持ちをくれた梶原さんに対して、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。



この2001年8月27日のライブに行って以来、
私はすっかりJ&Bのライブに病みつきになってしまいました。


皆さんは、J&Bのライブを初めて見たとき、
どんな思いを持たれましたか。


今までもこれからも、J&Bは私にとってずっと大切なバンドです。


これからもJ&Bと一緒に、いろんな気持ちを重ねて行けたらいいな。