●2016年3月17日（木）
折重由美子 50th Anniversary CD「花心」リリースライブ
【会場】
フラミンゴ・ジ・アルージャ（大阪）
【出演メンバー】
折重由美子(claviola,pf)
小田原政広(G)
梶原順(G)
前田順三(B)
加納樹麻(Ds)
ゲスト 上新功祐(Vo)
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クラビオーラの音色、以前広島で聴いて以来ずいぶん久しぶりだなぁ、
いったい何年ぶりだったんだろう。。と調べてみたら、なんと9年ぶりであった事がわかりました。
そんなに時間が経っていたんですね。びっくりです。
めったに耳にする機会のない音色であるはずなのにも関わらず、
折重さんの吹くそのクラビオーラの音色が会場に流れ始めた瞬間、とても深い懐かしさを感じました。
9年ぶりに広島で初めて聴いた時にも「懐かしさ」を感じた事をよく覚えています。
おそらくこのクラビオーラの音色を「嫌いだ」という人はいないんじゃないかな。
人々の心の奥に眠る、普遍的な感情・・懐かしさとか、郷愁とか。。
そういう感情をとても自然な優しいかたちで呼び起こす、不思議な魅力を持った音色だと思います。
折重さんの吹くクラビオーラの音の中に自分の魂がすうっと吸い込まれて、
懐かしい記憶のトンネルの中に入り、
信頼できる誰かのあたたかい手に引かれながら、そのトンネルをくぐる。。
そのトンネルの中でたくさんの美しい景色を見たような気がします。
そしてライブが終わった時には、何かとてもあたたかくて優しいものが、
自分の中にしっかりと宿っているのを実感できる。。
そういうライブでした。
「君と僕」コーナーでの、梶原さんと小田原さんのデュオ演奏もとっても嬉しかったです。
特に「Pollen Shower」は聴きながらいろんな事を思い出して、うるうる来てしまいました。
この時期に聴くこの曲には弱いなぁ。。ぐっと来ちゃいます。
バンドメンバーの皆さんの気持ちが、折重さんのもとにぐっと集まっていて、素晴らしい音空間となっていました。
豊かな優しい時間であり、とても素敵なライブでした。
またいつか、このメンバーの皆さんでのライブを見られる機会があると嬉しいです。
