昨年の4月に職場を異動になって、自転車に乗る機会が増えました。
(前の職場では全く乗らなかったし、仕事以外の日常生活でも全く乗らなかった私。)
今の職場に来て、ちょくちょく自転車で外へ出かける事が必要になり、
必要に迫られて、ほんと子どもの頃以来「いったい何年ぶり?」ぐらいな感じで、
本当に久しぶりに自転車に乗りました。
最初はかなりおっかなびっくり。
右と左のブレーキの役割とかもすっかり忘れてるし。
危ないったらありゃしない。
最初の頃は、「転んだらどうしよう、ぶつかったらどうしよう・・」と
相当どきどきしながら乗っていました。
久しぶりに自転車に乗り始めて、もうすぐ一年が経ちます。
まだ、すごく狭い道や、急なカーブは怖いけれど、
でもそれなりにサマになってきました。
自転車に乗るって、気持ちいい。楽しい。
「上手にできるようになった事も、ちゃんとあるじゃない。」と思って、
ちいさくささやかに自分を励ましてみたり。
一年前には乗っていなかった自転車に乗って、
一年前は知らなかった景色の中を走る。
「ああ、自分は新しい場所に来たんだなあ。」と思います。
ASKAさんの「朝をありがとう」という歌の中にある、
「ペダルを漕いでいれば ずっと倒れない 自転車のようであればいいのに」
という歌詞がすごく好きで、
自転車に乗りながら、小さな声でふっと口ずさんだりします。
ほんとにそんなだったら、いいのにな。