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こまきのブログです。

「斉藤ノブお誕生日Special Live@京都RAG」ライブレポ!

komaki-13252006-11-04

●2006年11月4日(土)
斎藤ノブお誕生日Special Live」


【会場】
Live Spot RAG(京都)
http://www.ragnet.co.jp/


【出演メンバー】
斎藤ノブ(Per)
本田雅人(Sax)
古川望(G)
久米大作(Key)
櫻井哲夫(B)
則竹裕之(Ds)



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半年ぶりのRAGでした〜。
「やっぱこの空間、好きだなあ」とじーんとしてました。
(今年はRAGで梶原さんのギター、一回も聴けなかったな。。)


さて、今日はパーカッショニスト斉藤ノブさんの
11月6日のバースデイを記念しての、スペシャルライブです。


出演メンバーの名前を見たとき
「なんだか不思議な組み合わせだなあ」と
自分の中で上手くイメージがわかなかったんですけど、
メンバーの皆さんがステージに現れると、なんだか圧巻。
「わわわ、すごい豪華メンバーだよね〜」と実感しました。



今回のRAGはテーブルなしの椅子席のみで、立見も出ている大盛況ぶり。


ノブさんは、京都のご出身なんですね。
(全然知らなかった。てっきり関東の方だと思ってました。)
ノブさんは、関西弁で、リラックスムードでたのしくお話されていました。


ライブ会場には、ノブさんのお母様、お友だち、
中学校時代の先生もいらしていたようで。
MCでは盛んにその方たちの事をネタにされていました。


しきりに「今日はオカンが来ててね」「あのへんはオカンのグループでね」
「オカンがね・・・」と何度も口にするノブさんを見ていて、
「あー、ノブさん、お母様が来られているの嬉しいんだなあ」と思いました(^^)



ノブさんのパーカッション、久しぶりに生で聴いたんですけど、
かっこ良かったなあ〜!!


ノブさんのプレイの中には、血があり、肉があり、汗がある。
すごく「生(なま)」の感情を感じさせてくれるプレイ。
リズムの輪郭や切れ味は、熱く、鋭い。
がっつりしっかり聴かせてくれます。


ノブさんがコンガやボンゴを叩く手元をじっと見ているのは楽しかったです。
手のひらで叩いたり、拳でだんっとミュートするように叩いたり、
ヘッドをなでさするようにして音を出したり・・・
いろんな奏法があって、いろんな音が出てたなあ。
とっても表情豊かな熱いパーカッションでした。



則竹さんもかっこ良かった〜〜!!
特に二曲目と、あと櫻井さんがもってきたカシオペア時代の曲
「レッド・ゾーン」での則竹さんのプレイは圧巻でした!


なんかちょっと則竹さん、叩き方変わったかな?
以前は手首のスナップ重視の叩き方だったけど、
それに加えて以前より腕の振り上げ方が大きくなって、
腕の振り上げ+手首のスナップを組み合わせる叩き方になったような気が。。
(気のせいかな。前からそうだったかな。)


なんか以前よりも、ヒートアップするシーンでの
「破壊力」みたいなのがぐんと増した感じがして
めちゃくちゃかっこ良かったです。


今回のライブは、ほとんどノブさんと則竹さんばっかり見てたかなあ。
やっぱりパーカッション大好き!!打楽器ラブです!



MCでは、


ノブさん「今日はメンバーのみんなに
曲を一曲ずつ持ち寄ってもらったんだけど。。則竹くんは?」


則竹さん「いえあの、今引越しの準備中で・・・
ダンボールの中で(←譜面が?)。。。」


って事で、則竹さんだけ、曲を用意できなかったそうで。
その事で則竹さんはさんざんノブさんや本田さんにいじめられていました。
おろおろしつつも、話を違う方向に持っていこうとする則竹さん。
またその話の内容がおかしくって、会場は爆笑の渦でした〜。



ベースの櫻井さんのプレイをライブで聴くのも数年ぶりでした。
以前私がライブで櫻井さんのプレイを聴いたときは
櫻井さん名義のセッションだったので、
その音数の多くて超絶技巧の華やかなベースプレイに圧倒されましたが、
今回はほぼ裏方に徹されている感じでした。
櫻井さんの堅実な確かなプレイも、これまた心地良かったです。
(櫻井さんのまわりに漂ってる雰囲気と、
神保さんのまわりに漂ってる雰囲気って、似てると思う。。)



本田さんが持ってきた曲は、ご自分のオリジナル曲「JOY」でした。
「うわー、『JOY』が聴けるなんて!」と嬉しかったけど、
でも、ベースソロのシーンではやっぱり、
青木さんの事を思い出してしまって
つらくて仕方がなかったです・・・
半泣きでした・・・(櫻井さんごめんなさい。)
「JOY」のコーラス部分、いろんな想いをこめて、一生懸命歌いました。



「Just Around The Corner」が聴けたのも、嬉しかったな。
数年前に、レイ・パーカーJr.が来日したときのライブ
(ノブさん、本田さんも出演されてました)
でも演奏されていた曲で、その後に発売されたライブアルバムにも
収録されている曲なんだけど、

Ray Parker Jr. with The Stage Of The Rhythm

Ray Parker Jr. with The Stage Of The Rhythm


今回は、数年前にそのライブで演奏された時とはアレンジが違ってて、
グルーヴは少しゆったりめで、クールな感じの演奏で、
この雰囲気の演奏もまた、かっこよかったです。



本編ラスト曲の演奏が終わったあと(だったかな)に、
ファンの方々がステージのノブさんに花束やプレゼントを渡しに行って、
会場のみんなで「ノブさん、お誕生日おめでとう〜!」とぱちぱち拍手。


「いやあ、今、マジで感動してるんですわ。。」
とじーんとしている様子のノブさん。(いい人だあ)


そんなノブさんの様子をじーっと見て、本田さん、にこにこ(^^)
(本田さんもいい人だあ)



「もう出入りがややこしいから(笑)」と、ステージから退場することなく
そのままアンコールの『マシュケナダ』スタート。


熱い勢いのある演奏で、三時間弱のライブは幕を閉じたのでした。


知らない曲も多かったけれど、
どれもメロディーラインが素敵な曲だったので、
違和感なく演奏を楽しむことができました。



なんかねー、ノブさんのキャラが素敵だったなあ。


本田さんは他のプレイヤーのソロのとき、
お客さんがそのプレイヤーがよく見えるように、
必ず自分はしゃがむんですけど、そんな本田さんを見て
ノブさんが「本田ぁ、いちいち座らなくてもいいよぉ?しんどいでしょ?」
と気遣ったりとか。
本田さんがしゃがんでる横で、自分も正座してみて笑いを取ったりとか(笑)


ベースの櫻井さんは、この日は終始ステージ後方でプレイされてて、
たぶんご自身はあんまり前に出るつもりはなかったみたいなんだけど、
櫻井さんのソロシーンではノブさんが
「もっと前に出ていいよ!ステージ前方に出て!」って仕草を手で出して、
それで櫻井さんがステージ前方に出て、
ばりばりのテクニカルプレイを聴かせてくれたりとか。


ファンから受け取った花束を、
ギターの古川さんの横にあった台に置くときに、
ノブさんが古川さんに「ごめんね」って声をかけていたりとか。


なんか、そういうひとつひとつの気遣いがあったかくて、
とっても素敵でした。



プレイはもちろん素晴らしいし。
うーん、なんか私、ちょっとノブさんのファンになったかも。。。



私は今までノブさんのプレイを生で聴いたのって一回だけだったし、
ノブさんの事をよく知らなかったんだけど、
ライブの終盤は本当に心から
「ノブさん、お誕生日おめでとうございます〜!」
って気持ちで拍手をしてました。


誰かのお誕生日を祝うのって、幸せで、気持ちいいですよね。
8月の広島JIVEでの梶原さんのお誕生日ライブもそうだったけど。。。


楽しいライブでした。
ノブさん、お誕生日おめでとうございました!
(あ、でも本当のお誕生日は6日なんですね/笑)