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こまきのブログです。

好きな曲紹介4〜「RISA」(青木智仁)

komaki-13252006-09-02

私がこの曲を初めて聴いたのは
いつ頃だったでしょうか・・・。
数年前だと思うんですけど。


この曲を初めて聴いた時、この曲「RISA」が、
ベーシスト青木智仁さんが
「愛娘のリサさんへの想いをこめて書いた曲」
だという事を全然知らずに聴いたんです。
当時は青木さんのお嬢さんの名前がリサさんだという事も知らなかったし。


で、そういうこの曲にまつわるエピソードみたいなものを全く知らずに、
この曲をCDで初めて聴いて。


「映画音楽みたいな雰囲気の曲だなぁ」って思いました。
おそらく曲中に流れているストリングスの雰囲気が
私にそう感じさせたのだと思います。


そしてじっとこの曲を聴いていると、
「小さな女の子が、雨上がりの濡れた道を、傘を持ってかわいい仕草で歩いている」・・・
そんな情景が頭の中に浮かんで来ました。
青木さんの素朴な優しさ、人柄が伝わってくる素敵な曲だなあと思いました。


しばらく経ってから、この曲が青木さんが愛娘リサさんへの想いをこめて
書かれた曲だという事を知りました。


その事を知ったとき・・・
「ああ、私がこの曲を聴いて思い浮かべたあのかわいい小さな女の子の姿は、
リサさんの姿だったのかぁ」と思いました。


とても「腑に落ちる」感じがしました。
そうかそうか、そうだったのか〜、と自分の中ですとんと納得する感じでした。



先月8月のJとBのライブでは、
神戸でも京都でもこの曲「RISA」が最後に演奏されました。
8月25日の梶原順さんバースデイライブ@広島JIVEでも、
最後に演奏されたのはこの曲「RISA」。


私はこの曲が演奏された時、神戸でも京都でも泣かなかったのに、
広島JIVEで演奏された時は、
聴いてたら自然とぽろぽろ泣けてきて仕方がなかったです。


あの時青木さん、絶対JIVEに来てたと思います。
2003年のJ&B@渋谷AXのライブの時にきっと憲司さんが来ていたように。
絶対来てたと思います。。


梶原さんはJIVEで「RISA」を演奏される前のMCで
「僕は最近のライブでは、この曲を最後に演奏することに決めています。」
と静かな口調で、でもはっきりとした意志をもっておっしゃいました。


この曲を演奏する梶原さんの気持ちをしっかりと受け止めたいと思うし・・・
梶原さんの気持ちも、私たちの気持ちも、
天国にいる青木さんのもとに届くといいなと、心から願います。


そしてこの曲を聴き続ける事によって、
自分自身の中に今も生き続ける青木さんの事を、
あたため続けていけたらいいなって。そう思います。



「RISA」は青木さんのソロアルバム「DOUBLE FACE」と、
FOUR of a KINDのコンピレーションアルバム
イントロデューシング・フォー・オブ・ア・カインド」に収録されています。


この曲での青木さんのベースは、
そっと優しくあたたかく微笑んでいるようなベースです。


青木さんから、愛する娘リサさんへ向けられる眼差しそのもののような、
そんなあたたかいベースです。