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こまきのブログです。

「渡辺貞夫グループ2006@大阪ブルーノート」ライブレポ!

komaki-13252006-08-01

●2006年8月1日(火)
渡辺貞夫グループ2006」(1st Stage)


【会場】
大阪ブルーノート
http://osaka-bluenote.co.jp/


【出演メンバー】
渡辺貞夫(Sax)
小野塚晃(Pf&Key)
梶原順(G)
松原秀樹(B)
石川雅春(Ds)
ンジャセ・ニャン(Per)


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【注!ネタばれあり!!】


「ネタばれあり」といっても、
貞夫さんの場合は同じ日のライブでも、
1stと2ndでは全く曲の内容も雰囲気も違っていたりするので
読んでも特に差し支えないかもしれませんが。
一応「ネタばれあり」表記、しておきますね。



さて、毎年の夏のお楽しみとなってきました
渡辺貞夫グループ@大阪ブルーノート
今回もとってもとっても楽しみにしてました。


この日の梶原さんのお衣裳、半袖白シャツでした!素敵・・・!
この夏も「男は白シャツ」で決まりですね!



・・・ばかですいません。
さて、真面目に演奏の話をしましょうか(汗)


今回私が見た8月1日の1st Stageは、「熱い男のステージ」って感じでした!
メンバーみんなで「おー!」って一致団結して渡辺貞夫号に乗り込んで
航海に出るような、演奏を繰り広げるような、
そういう「団結力」みたいなものがすごく感じられるステージ。
がっしりしたリズムが感じられるステージでもありました。


一曲一曲、曲が終わるごとに両手を挙げて
メンバーを讃える仕草をする貞夫さん、素敵でした。
演奏中に、メンバーの皆さんが貞夫さんの背中を見つめている時の
眼差しの強さもすごくって。
メンバーの皆さんの、貞夫さんへの想いの強さが伝わってくる感じでした。


曲名がわからないんですけど
貞夫さんが「ンジャセ・ニャンをフューチャーしてお送りします。」
と言って始まった曲では、
曲冒頭でンジャセ・ニャン氏の長めのパーカッション・ソロがありました。
静かな一定のリズムを叩くタイプのソロ。
何かがひたひたと満ちてくるような、何かの源泉を思わせるような、そんなリズム。
このンジャセ・ニャン氏のプレイを聴いていると、
何だか自分がどこかに還っていくような感触がありました。
アフリカのリズムって不思議。


「Call Me」は、貞夫さんはアルトサックスでしっとりと演奏。
私はこの曲は、フルートバージョンよりサックスバージョンの方が
好きかもしれません。



梶原さんのギターソロは、音の輪郭がすごくくっきりはっきりしていました。
真夏の空に浮かぶ白い雲の輪郭がはっきりしているみたいに、
ギターの音の輪郭がすごくはっきりとしていました。


梶原さんのギターソロを聴くと、
梶原さんのギターの音色が自分の心の中を
駆け抜けて行った感触・・・「駆け抜けて行った跡」みたいなものが
自分の心の中にしっかりと残りました。
それはすごく幸せな感触でした。


バンドにしっかりとリズムを添える、確かな存在感のあるカッティングも
相変わらずかっこよくて、心地良かったです。
空中を漂うような「ふいぃ〜ん」という音も素敵でした。



秀樹さんのベースは、空間のあちこちに大事なしるしを
「ぐいっ!ぐいっ!」と押して回るような、そんなベースでした。
秀樹さんのベースの音、うねるわ跳ねるわ飛ぶわで大活躍でした。
ものすごい存在感でした。すごかったです!
秀樹さんのプレイ、何だかすごくセクシーに感じられてかっこ良かったなぁ。



そうそう、「カリフォルニア・シャワー」が初めて生で聴けて
とっても嬉しかったです!!
にこにことした光が降り注いで来るような感じがしました。
会場からも自然と手拍子が起こって、
客席は、あっちの人もこっちの人も、
みんなふんわりとした素敵な笑顔になっていました。
これは貞夫さんマジックですね。


本編ラスト曲の石川さんのドラム×ンジャセ・ニャン氏のパーカッションの
乱れ打ちリズムショー(?)すごかったですー!!


おふたりがものすごい大迫力で「バン!バン!」とキメのリズムを叩くと、
聴いている自分の体が、「ばちぃん!!」とものすごく強い力で
平手打ちされるような、そんな感触がありました。
本当にすごかったです・・・!!
熱い怒涛のリズムショーに会場も拍手喝采でした!


私の隣に座っていた上品な雰囲気のおばあさんも、
息子さんらしき連れの男性に、
「打楽器の迫力ってすごいわねぇ・・・」と語ってらっしゃいました。
それを聞きながら「うんうんうん、本当にそうですよね〜!!」と
心の中で思っていた私でした。



貞夫さんが「懐かしい曲を演奏します。」と言って
始まったアンコールは・・・
なんと「My Dear Life」でしたーー!!


うわー、この曲も今回初めて生で聴けました。嬉しい〜。感動です!!
曲のイントロが流れた途端、会場から歓声と拍手が。
私も「うわぁ〜」って思いながら拍手しました。


貞夫さんのサックスは、どこまでも温かく、優しく、広く。
会場を大きく包み込んで、この日の1st Stageは幕を閉じたのでした。



全体的には「火の玉系」に感じられた8月1日の1st Stage。
貞夫さんのステージは、その回ごとに全然印象が違いますから、
8回ステージがあるとしたら、8通りの全く違った印象のステージが
見られるのではないでしょうか。


昨年7月の貞夫さん@大阪ブルーノートに行った際も、
7月28日の1st Stageと、7月29日の1st Stageでは全く印象が違いましたから。。。


☆2005/7/28の日記
渡辺貞夫グループ2005@大阪ブルーノートライブレポ!」1
http://d.hatena.ne.jp/komaki-1325/20050728


☆2005/7/29の日記
渡辺貞夫グループ2005@大阪ブルーノートライブレポ!」2
http://d.hatena.ne.jp/komaki-1325/20050729



これから貞夫さんのライブに参加される皆さん、
貞夫さんの素敵な音楽を、思いっきり楽しんで来て下さいね!


ライブ中、梶原さんの会心の笑顔がたくさん見られたのも嬉しかったです。
“旅芸人”梶原さん、長いツアー、お体に気をつけてがんばって下さいね。




渡辺貞夫オフィシャルサイト
http://www.sadao.com/


梶原順オフィシャルサイト
http://www.4creator.com/JunKajiwara/