It Will Be Fine!

こまきのブログです。

7月4日のマリンバレッスン

komaki-13252006-07-04

レッスン室に入って行くと、
まだ私の前の生徒さんのレッスン中でした。
(中学生の女の子。)


先生は彼女に何度も「そこ!早いよ!」って
注意してました。
かばんから自分の楽譜を出しながら
彼女の演奏を聴く私。
ホントだ、彼女のテンポ微妙に走ってるな・・・。


って、こういう風に人の演奏を聴くときはあれこれ客観的な感想を持つけど、
いざ自分の演奏となると、そういうのふっ飛んじゃうんですよね。


以前本田雅人さんがネットファンクラブの会報か何かの中で
「自分の演奏中に、
自分の演奏を客観的に聴く事ができるようになったらしめたもの」
っておっしゃってたけど、これってほんと難しいな・・・。
私まだそういうの、全然できません。



などとぼんやり考えているうちに、
前の生徒さんのレッスンが終わって私のレッスンスタート。


バラードの二楽章から。


「入りの音が大きい!」と先生から注意を受けます。
「紙の上を静かに叩くようなイメージで。
その紙が破れないようにそっと叩いて。」
と先生からアドバイス。例えがわかりやすい!
そのイメージで弾いたらOK出ました。


あと注意されたのはトレモロのスピード。
私はどの箇所でも同じスピードで細かくトレモロしているので、
ゆったりした雰囲気のところでは
もっとラフなトレモロを弾きなさい、と言われました。
「そんな生真面目に一生懸命トレモロ打ってたらだめ!」って言われました。


あとは「ダイナミクスレンジが狭い」。
いちばん小さい音量といちばん大きい音量の幅が狭いのです。
これは自分でもずーっと気にしてる事なんですよね。


「もうこれ以上小さく打てない・・・というぐらい
聞こえないぐらいに小さく打ったり、
音が汚かろうがなんだろうがもうこれ以上は大きく出せない!
ってぐらいに大きく打ったり、
そういう練習をしてごらん。」との事です。


続いて三楽章。
二楽章とはうって変わって、リズムのある躍動感のある曲。


やっぱりこの楽章での課題は終盤のカデンツァ。
どう弾いたらいいのか全然わからない。。。


メロディーと最低限の強弱みたいなものは楽譜に記されていますが、
一切の表現方法をほぼ全て演奏者に委ねられるこの箇所。ほんと難しい。


「ここはゆっくりめがいいかな」と思って弾くと
「そこはゆっくり弾かない方がいい」と先生に言われたり、
「これぐらいの間のあけ方でいいかな」と思ったところを
「もっと開けなきゃダメ」と言われたり・・・。


先生にそういう風にアドバイスされても、「???」って感じで、
自分ではその必然性とか理由みたいなものが全然わかんないんです。
最初にも書いたけど、
自分で自分の演奏を客観的に聴いて判断する事が全然できない。


先生に「もうこれは、経験重ねるしかないよ。
あとクラシックで、カデンツァの入ってる
ヴァイオリンコンチェルトのCDを聴いたりするといいよ。
自分の演奏を録音して聴いてみるのもいいね。」
って言われました。


ヴァイオリンコンチェルト・・・なに聴いたらいいだろう・・・。


自分の演奏の録音もしてみよっと。
でも録音のできるポータブルMDプレーヤー、私持ってないんですよね。
私のは再生専用なんです。
(コンポはあるけど。コンポにマイクとかつけたら録音できるんでしょうか?)


だから自分の演奏を録音するときは
いつもカセットデッキで録音するんですけど、
これだと録音したマリンバの音色って割れて聞こえて汚いんですよねー。
でも録音しないよりマシかな・・・。


あと二楽章と三楽章通して注意されたのは
「もっとフレーズを意識しなさい」という事。
どこまでをひと息で弾くのかをもっと意識する事。
「文節と一緒だよ。」と言われました。なるほど。
今の私の演奏は切れるべきでないところで切れてしまっているそうです。


そしてそのフレーズの積み重ねの中で
「どこがいちばん言いたいか」を考える事。
これも文章と一緒ですね。


あとはブレス。
パーカッションも、音を出す前に息を吸うんですよ。
フレーズの最初の音を出す前・・・
マレットを上げる時に息を吸い、振り下ろす時に息を吐く。
この動作をしっかりやる事。


・・・などなど、こうやって書いていると課題てんこ盛りですが、
レッスンが以前より深い段階に入って来たという事だ、
と前向きに捉えてがんばりまーす。


力んではいけない。楽しもう!


来週からは、本番でピアノ伴奏をして下さる方との合わせも始まります。