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こまきのブログです。

「JとAとT featuring:小田原政広@広島JIVE」ライブレポ!

komaki-13252006-02-17

●2006年2月17日(金)
「JとAとT featuring:小田原政広」


【会場】
LIVE Cafe Jive(広島)
http://business1.plala.or.jp/jive/


【出演メンバー】
梶原順(G)
青木智仁(B)
田中倫明(Perc)
小田原政広(G)


【SET LIST】※(  )内は作曲者名
<第一部>
1.ローカルヒーローのテーマ(マーク・ノップラー
2.Soup of the Day(梶原順
3.Your Smile(梶原順
4.ベター・デイズ・アヘッド(パット・メセニー
5.ブルー・トゥリー(小田原政弘)
6.キューバン・ナイト(小田原政弘)


<第二部>
1.トリステ(アントニオ・カルロス・ジョビン
2.モロ(田中倫明
3.Who Knows(田中倫明
4.マンゴー・トゥリー(田中倫明
5.ブルーム(小田原政弘)
6.Talk梶原順


<Enc.>
1.Thank You(梶原順


☆セットリスト、たぶんこれで合ってると思うんですけど
もし間違ってたらどなたかフォローくださーい。


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昨年11月の、Smoky Kondoさんのバースデイライブ以来、
(☆「Smoky Kondo Birtheday Liveレポ」
http://d.hatena.ne.jp/komaki-1325/20051119


約三ヶ月ぶりの広島JIVEです。
たくさんのお客さんで、広島JIVEは賑わってました。



さてこの日のライブ、一曲目は、梶原さんと青木さんの
二人だけの演奏でスタート。
曲は「ローカルヒーローのテーマ」。


アコギ&エレキベースのみで演奏される
ローカルヒーロー」、新鮮でした。
青木さんのベースソロに、梶原さんがアコギ一本でバッキングする、
というシーンも何だか新鮮でしたね。



二曲目「Soup of the Day」からは、メンバー全員登場。
パーカッションの田中倫明さん、
アコギの小田原政弘さんも加わります。


この曲での梶原さんのソロが、熱かった〜〜!!
まるで、自分で自分の体に、
感情を熱く激しく刻み込んで行くような、そんなソロ。
変な言い方かもしれないけど、
見ててちょっと痛々しいぐらいに、熱くて激しくて。
もうこのソロの間じゅう、私の体の動き、止まってました。。
なんだか、アコギでのプレイとは思えなかったなぁ。
エレキのプレイを聴いているような感覚に陥りました。


この曲のラスト近くでは、梶原さんと小田原さんのギターの
熱い掛け合いのシーンなんかもありました。
何だかその時のお二人の表情が、
子どもが悪ふざけして「にかっ」と笑い合ってる時の
あの表情に似てて、見ててもう「ホントに楽しそう〜!」と
なんだか羨ましくなってしまいました。



続いてはWITNESSの曲より「Your Smile」。
演奏前の梶原さんのMCいわく
「WITNESSは一年に一回ライブやるかやらないかだから、
WITNESS以外のライブでも、WITNESSの曲演奏しようと思って。。」
との事。


WITNESSのアルバムの中での「Your Smile」は
本田さんのフルートメロに、
梶原さんがアコギでバッキングをつける形ですが、
今日のライブではメロディーをアコギで梶原さんが弾いて、
バッキングもこれまたアコギで小田原さんが担当。
(8月の「JとBとH@京都拾得」でも、この曲は
このパターンで演奏されましたね。)
そして青木さん、田中さんも加わっての演奏。


もうこの曲大好きなんです私。ほんと何回聴いたかな。
梶原さんがメロディーを弾くバージョンの
「Your Smile」もとっても素敵です〜〜。
切なくあたたかく、しなやかに
この曲の優しいメロディーラインが心に入ってきました。



続いてはパット・メセニーの曲、「ベター・デイズ・アヘッド」。
小田原さんがセレクトした曲だそうで。


イントロでメロディーを弾く小田原さんのアコギの音が、
もう本当に綺麗で綺麗で感動しました〜〜。
もうほんと「なんて綺麗なの・・・!!」って感じで、
びっくりするような気持ちで
小田原さんの事を見つめてしまいました。


「これからとっても素敵なお話が始まります」
と、そんな予感をさせてくれるような、
イントロでの小田原さんのギターでした。


私は梶原さんのアコギの音色を聴くとき、
「光の粒をぱちぱち撒き散らすような綺麗な音だなぁ」
ってよく思うんですけど、
小田原さんのアコギの音色に関しても、
全く同じ感想を持ちました。


梶原さんと小田原さんって、音の輝き方の種類が似てる!
・・・っていうかもう「同じ!」って言ってもいいぐらいに
似ています。
ライブ中、梶原さんと小田原さんの二本のギターの音を聴いていて、
「え、今この音弾いてるの、どっち?(汗)」
っていう瞬間が、何度も何度もあったんですよ。
それぐらい似てました。びっくりでしたー。



一部ラストは小田原さんの曲「キューバン・ナイト」。
この曲でも、梶原さんのソロが熱い、熱い!
「Field of Dreams」のソロを思わせるような、
疾走感あふれるソロでした。

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二部はアントニオ・カルロス・ジョビン
「トリステ」でスタート。
「一度やってみたかったんだ」と梶原さん。
聴いててふんわり優しい、穏やかな気持ちになれる曲でした。



次は、田中倫明さんの曲を三曲続けて演奏。
最初に演奏されたのは「モロ」。
梶原さんもMCでおっしゃっていたけど、
ほんと独特のサウンド、独特のグルーブです。
シンプルなんだけれども、とても濃い世界でした。


その次に演奏されたのは「Who Knows」。
2月13日の「いんすと旅情」@なんばHatchでも演奏されたこの曲、
メロディーラインが、優しくてあたたかくて大好きです〜。
ライブ後、ずっとこの曲のメロディーが頭の中で鳴ってました。
青木さんのふわふわベースソロもとっても素敵でした。



次に演奏されたのは「マンゴー・トゥリー」。
もう、「いえぇい、南国だ、南国だ♪」って感じの
とっても可愛らしくて楽しい曲です。
聴いてて心がうきうきしました。
梶原さんも、演奏後に
「なんか、今の演奏で外の気温が上がった気がするね」
とおっしゃってました。


倫明さんのコンガも大活躍でしたね〜。
倫明さんは、ひとつのコンガからもいろんな種類の音を出してたし、
コンガの音の響きの長さを、手で細かく止めて調節したりされてました。
流暢に、いっときも休まずいろんなニュアンスをつけながら
目まぐるしく動くその手を、「おおぉ〜」と感動しながら見ていた私でした。
後ろでグルーブを操作している倫明さん、かっこ良かったなぁ。



次は小田原さんの曲「ブルーム」。
おぉ、なつかしの「ぐうたらぐうたら太っちゃった」曲です!
「梶原さんファンの集い」以来、久しぶりに聴けて嬉しい〜。


この曲は8分の7拍子、というリズムの難解な曲です。
おまけに8分の7拍子だけでなく、
4分の2拍子もところどころに組み込まれています。
だけど聴いているぶんにはそういう「難しい曲」という印象はなくて、
メロディーの美しさが、すとーんと爽やかに心に届いてくる曲です。
小田原さんはすごい曲を作られますねぇ。。


綺麗に晴れた青空とか、
草原を渡っていく爽やかな風、とか
そういう風景を思わせてくれるような、
とっても素敵な演奏でした。



二部のラストは梶原さんの曲「Talk」。
私この曲、すっごい久しぶりに聴きました。。何年ぶりだろう?
ひょっとしたら二年ぶりとか三年ぶりとかかもしれません。


各プレイヤーのソロ回しもふんだんにあって、
熱く盛り上がって本編終了です。

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アンコールは、アルバム「SOURCEⅡ」に収録されている
梶原さんの曲「Thank You」。


とても深くてあたたかくて広い、「Thank You」でした。


感動しました。
聴いていて、とても満ち足りた優しい気持ちになりました。



あたたかくて優しい気持ちとメロディーに包まれて、
この日のライブは終了。


肩の力の抜けた、リラックスした楽しいライブでした。
でもそうかと思うと、いきなり奏者の感情が沸点に達するような、
そんな熱い瞬間も随所にあって。
そういう時、聴いてて「うわぁ〜」って思いました。
油断できない感じでしたねー。



そしてなんといっても、ギタリスト小田原政弘さんのプレイ、
本当に素晴らしかったです!!
きらきらと光り輝くような
小田原さんのアコースティックギターの音色は、
くっきりと心に残りました。


これからは、梶原さんと小田原さんのギターデュオ
「君と僕」(笑)の活動も活発になって来るような雰囲気で、
楽しみですね〜。
梶原さんと小田原さんの共演、また聴きたいです。



三ヶ月ぶりの広島JIVE、とっても楽しかったです。
私はあのライブハウスのあたたかい雰囲気が大好きです。
あのライブハウスに行くと、
ほんと「人っていいな」と心から思います。
また行きたいなあ。


一緒にライブを見た方々、久しぶりにお会いできた方々、
新しくお友達になれた方々、
本当にありがとうございました!