東京の街を歩いているとき、私は
「自分の輪郭がくっきりしている」感覚を
すごく感じるんですよね。
・・・意味不明ですかね、すいません。
昨年9月、WITNESS@STBのライブを見た翌日、
東京の街を歩いていたときも、
(http://d.hatena.ne.jp/komaki-1325/20050912)
なんかそういう感覚を、すごく感じていました。
上手く言えないんですけど、東京の街を歩いていると、
「自分自身の存在」みたいなのを、
自分ですごくはっきりと感じる事ができるんです。
周りの景色と、自分の体の間にある適度な緊張感も、
なんだかぴりっとしていて、心地いい。
「見知らぬ土地を歩いている」という感触が、
そう感じさせるのでしょうか?
でも、東京以外の街を歩いていて、
まだこの感覚に出会った事はありません。
だからきっとこれは、「東京」独特のものじゃないかと
私は勝手に思っているんですけど。
とにかく私は東京の街を歩いていると、
「自分自身の存在の輪郭」をはっきりと感じるんです。
そしてそれは私にとって、とても心地いい感覚なんです。
だけど、神戸に戻ってきて神戸の街を歩くと。。
自分の輪郭はあっという間にぼやけて、
自分の体は当たり前みたいに、
神戸の街の景色の中に、馴れ合いみたいに溶けてしまう。
何の緊張感もなく。
紙にインクがぼんやりとにじむみたいに。
これって何なんだろうな、と考えます。
それは生きていく土地の問題なんだろうか。
それとも、自分の「生きていき方」の問題なんだろうか。
そういう事を考えているとき、
人ごみの中で、ふっと一人になったりします。
もっとくっきりと生きていく為には、どうすればいい?
たぶんそれが、今の自分の、これからの自分の、課題。