It Will Be Fine!

こまきのブログです。

村上春樹さんについて語る!

村上春樹さんは私のいちばん大好きな作家です。
たぶん6〜7年前に初めて村上春樹さんの本を読んだんだと思うんですけど、
春樹さんの物語の、主人公が抱える「孤独」につよく共感して大感動。
上手く言葉にする事のできないあの独特の読後感をもう一度味わいたくて、
春樹さんの事を見つけてからというもの、
ほとんどこの人の作品ばかり読んでるような状態です。
最近はちょっと他の人の作品も読まなきゃ、と思ってるんですけど。
春樹さんの文章の魅力にはまると、
中毒みたいになって抜けられなくなるんですよ、本当に。


春樹さんの文章は、「すっ」としたクールな文体です。
でもそのクールな文体の奥底には、熱いものが、
鳥が卵をあたためるみたいな感じでじいっと静かに眠っていて。
時々そのほとばしるような熱さが、押さえきれないような感じで
春樹さんの文章の表面にぶわっと出てくる瞬間があって、
そういう時読んでてすごく感動してしまいます。本当に心が熱くなる。


上手く言えないけど、この人はいつも「本当の気持ち」で
書いているんだと思うんです。文章に嘘がない感じがすごくします。
なんか読んでると、文章からそういう春樹さんの人柄が
くっきりと浮かび上がって来るんですよ。
「あー、この人好きだああ!」と思ってしまいます。
(余談ですけど、ミュージシャンに関しても
「嘘のない演奏」をする人が私はとても好きです。
梶原さんは、いつも嘘のない演奏をして下さいますよね。
本田さんもそう。だから好き。)


春樹さんの好きな文章は、


①鋭利なリズムのある文章
②深い優しさのある文章
③ユーモアのある文章
④姿勢が良く、志のある文章


なんだそうです。
春樹さん自身の文章も、本当にそういう文章です。
比喩表現も、春樹さんにしかできない独特なきれいな比喩表現で、大好きです。
その比喩表現によって、その物語の情景や、登場人物の心境が、
本当に手に取るように、すとーんと読者に伝わってきます。すごい!!
春樹さんはある本の中で、
「言葉は誰かを傷つける為ではなく、愛する人に気持ちを伝えたり、
自己の未知の領域を探索する為に使いたいものですよね。」っておっしゃってました。
私もそういう為に文章を書きたいなあ。


春樹さんは、音楽に関しても、ジャズ、クラシック、ロックなど
全てのジャンルの音楽において評論家としてもやって行けるんじゃないかというぐらい
めちゃめちゃ詳しいです。ほんと、とんでもないぐらい詳しい。
作品の中にもたくさん音楽の話が出てくるし、
音楽の素晴らしさについてもよく語られています。
そういうところもすごく共感できるし、好きですね。
春樹さんについて語りたい事や、
春樹さんのおすすめ本は本当にいっぱいありますので、
またこれから少しずつ書いて行きますね。
語っても語っても、語りきれないぐらい大好きです(笑)


さて、5月1日にスタートしたこのブログですが、
今日までの五日間は皆勤賞で来れました〜。
明日からは仕事が始まりますので、
これからはいきなり、日記を書くペースが週に二回とか、
週に一回とかにがくんと落ちるかもしれません。(極端だな…)
書く日にちも不定期だし、内容もテーマばらっばらでまとまりないですけど、
「無理せず、書きたい時に、書きたいものを、楽しんで書く」というスタンスで
やって行きたいと思っています。長く続けて行きたいので。


こんな感じで身勝手ですけど、
思い出したように時々ふっとこのブログを覗いて頂けると、とっても嬉しいです。
「自分のちいさな大切な部屋」、みたいな感じの場所にこのブログをしたいし、
その大切な部屋に、自分の大切な人たちが遊びに来てくれれば本当に嬉しいです。
自分の好きなときに、自分の好きなものをたくさん書いていきたいと思いますので、
これからもよろしくお願いします。