好きな文章16〜「1973年のピンボール」(村上春樹)より

ここ数日、村上春樹さんの小説
1973年のピンボール」を読み返していました。


1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

この小説読み返したの何年ぶりだろう・・・。


自分にとって「すごく思い入れのある小説」ってわけではないんですが、
でもこの小説の中に流れているゆったりとした穏やかな空気感や、
時おり心にきゅっと来る切なさっていうのは好きだなあ。


小説の中で、少しずつ秋が深まっていく様子が
リアルに感じられたのも良かったです。
いろんなものの色合いが濃くなっていく季節・・・
「秋」がもうすぐ来るんだなー、と
自分の記憶の中の「秋」に思いをめぐらしながら読みました。

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