It Will Be Fine!

こまきのブログです。

「シンクロナイズドDNA@チキン」ライブレポ!

komaki-13252005-10-08

●2005年10月8日(土)
「Synchronized DNA Paradise Tour」


【会場】
神戸チキンジョージ
http://www.chicken-george.co.jp/


【出演メンバー】
神保彰(Ds)
則竹裕之(Ds)


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すごかった!すごかった〜〜〜!!大感動!!!


1曲目の「Shake Shake」でライブがスタートした時、
ドラムスの、スネアの「タァン!」っていう音、
シンバルの「シャァン!」っていう音、
タムの「トォン!」っていう音、
バスドラムの「ドンッ!」っていう音、
・・・そういう全ての音が、
まるで明るい光がクラッシュするような、
グレープフルーツの果汁が「かしゅっ!!」っと弾け飛ぶような、
そんな感覚で、自分の心に身体に、すごく鮮やかに届いて来て
とっても感動でした。


あぁ〜、やっぱり生でライブを聴く感覚っていうのは、すごくいいですね!
ドラムスの音や振動が、空気を揺るがして自分の体に響いて来るあの感触・・・
やっぱりあれは、生でないと味わえない感覚なんですよね。


自分の目の前で、自分がいるのと同じ空間で楽器が奏でられていて、
その音が自分の身体に届いて来て、自分の心を熱く揺るがすという、あの感覚。
やっぱり生のライブは格別で、特別です。


私は、この日のライブが、WITNESS@STB以来、
http://d.hatena.ne.jp/komaki-1325/20050911
約一ヶ月ぶりのライブだったので、
一音一音、本当に新鮮に身体に届いて来る感じがありました。
あー、やっぱりライブって、いい!
自分の身体のどこかの部分が、息を吹き返すような感触がありますね。



「Teen Town」の演奏、スリリングでハードで熱くてかっこ良かったなぁ!
聴いてる間、身体がめっちゃくちゃ熱くなりました。


MCでおかしかったのは・・・


●その1
(「神」神保さん/「則」則竹さん)
神「僕は“若手ドラマー”と言われ続けて早や四半世紀、
  もう“生きた化石”です(笑)」
則「いえいえ、“進化する化石”ですよ。」
神「あっ、じゃあ結局“化石”って事は認めてるわけですね?(笑)」
(会場爆笑)
則「あっ、いえいえいえ・・・(汗)“生き神さま”です・・・(笑)」


●その2
このライブの前日、神保さんと則竹さんは、
大阪の某音楽学校で、セミナーをして来られたんだそうです。
でも、その学校の生徒さんは、神保さん&則竹さんの演奏にもMCにも
全く無反応だったそうで。。


神「演奏し終わって、“ジャァン!”ってかっこ良く決まっても、
  “しぃーん”としてるんですよね。凍り付いた空気感。
  僕は、あの凍り付いた空気感が結構好きなんですけど(笑)」
則「(笑)」
神「で、もうこうなったら、とことん凍り付かせようと思って、
  MCですごいギャグを連発してたんですよね。
 『なんちゃってぇ〜♪』とか、『がちょ〜〜ん♪』とか言って。
  もう、オヤジギャグの応酬みたいな事をして。
  ・・・少しも、笑ってくれませんでしたねぇ(苦笑)」
則「(爆笑)」


この後、神保さんと則竹さん、
そのセミナーでのオヤジギャグの応酬を思い出して
ステージ上で笑い出し、しばし演奏不能状態に。


で、「だめだ!演奏不能になってしまった!取りあえず座りましょう!」と言って、
ドラムスの椅子に、すとん、と座るお二人。
で、「これから新曲を演奏します!」と言って曲紹介。
則竹さんの口から紹介された、その新曲の曲名は〜・・・


天王寺ブルース』!!(爆)


関西のライブでこんな曲名、反則です!(爆笑)
もう客席大爆笑。神保さんと則竹さんも再び爆笑。
もう笑いを鎮めるのがたいへん。


でもまぁ、なんとかかんとか笑いもおさまって(?)
天王寺ブルース」の演奏スタート!


この曲がですね〜、めっちゃくちゃかっこ良かったんですよー!
ドラムスは使わずに、
スティック同士をかちかちと細かく打ち合わせて、
それでリズムを作ってプレイするシーンとかがあって、
これがとってもかっこ良かった!
思わず「すごーい!」って声あげちゃいました。


バスドラムとシンバルだけで、
パズルみたいにリズムを細かく組み合わせて聴かせるシーンも、
かっこ良かったなぁ。
斬新なトリックに満ちた楽曲でした。
あー、もう一回聴きたい!!


あとはやっぱり「ノルウェイの池」(←村上春樹ファンは笑うところです/笑)が
かっこ良かったなぁ〜!
トリガーシステムも全く使わず、本当にドラムス二台の音だけで、
しかも“超”超絶技巧で真っ向勝負!の世界。手に汗握りました!
中間部のゆるやかなシーンでの、則竹さんのシンバル使いが
うっとりする程キレイで聞き惚れました〜。



アンコールでは、なんと神保さんと則竹さん、お二人とも
シンクロナイズドDNAのステッカーをおでこに貼ってステージに登場。
初めて見るお二人のキャラクターに、しばし私、唖然(笑)客席爆笑。


お二人は、おでこにステッカーを貼り付けた状態で、
この日に会場で販売される、シンクロナイズドDNAのライブDVDの宣伝をされてました。


Synchronized Paradise ~Synchronized DNA LIVE TOUR 2005~ [DVD]

Synchronized Paradise ~Synchronized DNA LIVE TOUR 2005~ [DVD]


神「あれっ則竹くん、おでこに何か貼ってありますよ?」
則「あっ、本当だ!誰だ、こんな事をしたのはぁ〜。
  あっ、神保さんのおでこにも、何か貼ってありますよ?」
神「あっ、本当だぁ〜〜。誰だ、こんな事をしたのはぁ〜(笑)」


とかいう寸劇も交えつつ(笑)
たっぷりとDVDの宣伝もした後にアンコールの演奏スタート。


アンコールの1曲目だったかな、
神保さんと則竹さんが、
ラテンフレーズの応酬で、ドラムスで会話してるところがあって、
そのシーンがすっごくかっこ良かったなぁ。



内容濃すぎ!の約二時間のライブでした。
やっぱり今回も、ライブ見てて途中で胃をおかしくしてしまった私でした(苦笑)
だってあんなの、すご過ぎるーー!!


シンクロナイズドDNAのライブ、
私は以前「ヤマハドラム放題」のイベントでミニライブを見て以来、
約一年半ぶりだったんですけど、ますます凄くなってましたねー。
「すごい」っていうより、「凄い」って感じ。


以前よりリラックス感も少し出ていた感じがしました。
特に則竹さん!
一年半前より、もんのすごい余裕が出て、力強いプレイになった印象がありました。


則竹さんのドラムスが歌いに歌っているから、
「メロディー楽器のないライブ」(トリガーシステムはあるけど)という
違和感みたいなものは、全く感じませんでした。
だって則竹さんのドラムスが、メロディー楽器になってるんですもん。
本当に、どうしてあんなにドラムスで歌えるんでしょう?


そして、神様神保様も、やっぱりかっこ良かったですねー!
神保さんのドラムスって、とても「きっぱり!」としたドラムスだなぁと思いました。


神保さんって、MCでの語り口は非常にソフトで紳士だけれど
(あの方は筋金入りの紳士ですよね。)、
ドラムスのプレイを聴いていると、
「あぁ、この方も、すごく意志がくっきりはっきり系の方だなぁ。
こう!と決めたら真っ直ぐに突き進む感じがするし、
ご自分の考えを曲げない感じがするなー。」
と、そういう印象を受けました。かっこいいです。


神保さんの、あの素敵なお笑いMCと、
真っすぐできりっとしたドラムスのプレイのギャップに
軽く惚れてしまいました(笑)
これからもっと注目しよっと。


今回は神保さんのドラムスにはティンバレスもセッティングされていて、
ライブ中かなり活躍してました。(以前もあったのかな。覚えてない。)
前回私がライブを見た時よりも、ラテン風味が少し高めな感じがしましたね。
神保さんの、ティンバレスカウベル使いを聴くの、楽しかったです。


神保さんと則竹さんのプレイを見て、
「うん、やっぱりこのお二人のプレイスタイルは全然違うわ。」と
改めて思いました。
どこがどう違うって、具体的に上手く説明できないんですけどね。
でもやっぱり、聴いてて受ける印象は全然違います。
そういうのも、面白かったです。


ドラムスの音を、「これでもか!」と
身体いっぱいに、思う存分浴びる事ができて、本当に幸せでしたー!
もうお腹いっぱい!!
ドラムスって本当にかっこいい楽器です。


ドラムスという楽器の魅力を多くの人々に伝え、
そしてドラムスの新しい表現方法を模索して創造する
ダブルドラムユニット「Synchronized DNA」の活躍、
これかからますます目が離せませんね!


「チーム則竹」テーブルも楽しかったです♪
梶原さんファンの私が、そんな濃い則竹さんファンテーブルに
お邪魔しちゃっていいんでしょうか、と心配だったんですが(笑)
初めてお会いする方々、久しぶりにお会いできた方々と楽しくお話ができて、
とっても嬉しいひとときを過ごす事ができました。
昨日ライブ会場でお会いできた方々、ありがとうございました!