It Will Be Fine!

こまきのブログです。

「WITNESS@STB」ライブレポ!

komaki-13252005-09-11

●9月11日(日)
「WITNESS ライブアルバム発売記念ライブ」
@STB139
http://stb139.co.jp/139/index.html


【出演メンバー】
本田雅人(Sax,Fl)
梶原順(G)
石川雅春(Drs)
青柳誠(Key)
グレッグ・リー(B)


【SET LIST】
知人の方のサイトより、了解を得て使わせて頂きました。
ありがとうございます!


<第一部>
1.Stephanie His Love
2.Machu Picchu
3.前回の本田さん新曲(W3)
4.WOODIE'S NAP
5.前回の本田さん新曲(W1)
6.YOU CAN FEEL THE SUN IN THE SUMMER


<第二部>
1.今回の本田さん新曲(W4)
2.イブ(梶原さん新曲)
3.LIVID DESERT
4.JIVE(梶原さん新曲)
5.IT DO MEAN A THING
6.前回の梶原さん新曲


<Enc.>
1.Dear Old Avignon
2.Your Smile


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約三年ぶりとなるWITNESSのライブ。
本田さん作曲の「Stephanie His Love」からスタートです!


本田さんのサックスによって奏でられる、
この曲のみずみずしい素敵なメロディーが、
STBの会場いっぱいに響き渡ります。


その本田さんのサックスに、梶原さんのギターが、
甘くほのかな香りをつけるように優しく寄り添って、
ニゾンしたり、ハモったり。


ふわあっと柔らかい空気感がSTBの会場内を満たします。
もう一曲目から、WITNESSの独特の世界観全開、って感じです。
あ〜、素敵ぃーー!WITNESS、いい!!


先日発売されたWITNESSのライブアルバムの中では、
http://d.hatena.ne.jp/komaki-1325/20050828
現在私の中では「Your Smile」と
この「Stephanie His Love」が同率一位で大好き!って感じなので、
この曲がライブの一曲目に来たのは、とっても嬉しかったです。


二曲演奏したあたりで、MC。
梶「なんか、昨日(本田バンド)のライブとは、全然違うね〜。」
本「なんか、生っぽい、アコースティックな感じがするよね。」
梶「同じ会場で、二日続けて(本田バンドとWITNESSを)やったから、
  違いがよくわかるよ。もう、音出した瞬間に違うって感じ。」


本「WITNESSのライブって、もう約三年ぶりになるんですよね。
  年取ると、三年なんて、すーぐ経っちゃいますねー。
  でも三年経つと、けっこういろいろ変わるもんですよね。」
梶「生まれた子は、もう走り回ってるよね!」←スゴイ例え方(笑)
本「小学6年生は、中学3年生になってるよね!」←微妙な例え方(笑)
梶「すごいよねー。」
本「すごいよねー。」


MCが終了して再び演奏に戻ります。


「WOODIE'S NAP」のイントロが流れた瞬間には、
私は心の中でぱちぱち拍手。
大好きなこの曲が聴けて嬉しい〜!
聴いていると、とろとろと優しい気持ちになる曲。
この編成だと、よりジャジーな雰囲気になって、大人っぽく聞こえます。


「WOODIE'S NAP」の演奏が終了した後、MC。
本「選挙行った?僕は行きましたよ!(←誇らしげ/笑)」
梶「(くうっ!と泣き真似)早起きしてね、ちゃんと行こうと思ってたんですよ。
  でもいざ行こうとして、選挙のはがきを探したらなくて。
  そしたら、うちの奥さんが、
  『はがき、ウッディ(梶原さんの愛犬の名前)が食べちゃったよ』って。
  もう、ほんの切れ端しか残ってなかった。。。」


そこから「ウッディは紙が好き」トークに突入。
「ウッディは、以前お札を27万円ぶん食べた事がある。」と
梶原さんがMCで話した瞬間、会場から「えぇえ〜〜!」と
大きなどよめきの声が(笑)
初めて知った方が多かったみたいですね。


で、その27万円、ウッディが散歩に行くたびに、
お尻から出て来て、少しずつ回収されたそうで(爆)
その回収した切れぎれのお札を、
梶原さんはいっしょうけんめい水洗いして(二度洗いしたそうです)、
「んー、7万円ぶんぐらいにはなるかなー」
と銀行に持って行ったそうです(笑)
結局何万円戻って来たんでしょう。。
白ヤギさんのような、梶原さんの愛犬ウッディーでした。


第一部のラストは、梶原さん作曲の
「You Can Feel The Sun In The Summer」。
あぁー、好きですこの曲!
サビのメロディーを奏でる梶原さんのギター、素敵すぎ!!


身体にいっぱい太陽の光を、「ぎゅうっ!」と集めるような、
梶原さんのエレキソロもこれまた素敵です。
聴いてて本当に、夏の光が集まってくるような感じでしたよー。
ラストでは本田さんのハイパーソロも炸裂。
バンド全体が大きなグルーブを作り出し、
壮大な映画のラストシーンを見るような感じで、演奏終了。
あぁ〜、良かったー。


第二部は、今回のライブで初披露の、
「本田さんの新曲(W4)」でスタート。
そして次も今回のライブで初披露の、梶原さん作曲の「イブ」です。


演奏前に、曲タイトル「イブ」について、梶原さんから説明。


梶「世界じゅうの人のDNAをたどって行くと、アフリカ大陸にいたという、
  たった一人の女性、“イブ”という名前の女性にたどり着くんだって。」
本「DNAをたどって行ったら・・・それは猿になるんじゃないの?」


会場爆笑(^^; 
本田さん、さかのぼり過ぎです!(笑)


本「わかりました、そういうイメージで演奏します!(笑)」
梶「(苦笑)」


MCで和んだ後に、「イブ」の演奏スタート。
青柳さんがKeyでスチールドラムの音色を奏でたりして、
何やら南国風のかわいい雰囲気でスタートするのですが、
ラストあたりは、曲のスタート時とはうって変わって、
アフリカの壮大な大地を思わせるような、
そういう光景が、聴いててばーーっと見えてくるような、
とても力強い展開になりました。迫力あったなあ〜!
もうラストあたりの石川さんのドラムスが、
とっても“大きい”感じのプレイで、すっごくかっこ良かったです!
釘付けでした!


「You Can Feel The Sun In The Summer」といい、
この「イブ」といい、このあたりの曲は
J&BやSOURCEでは聴く事のできない梶原さんの世界、という感じがしますね。
丁寧に少しずつ積み上げて行って、
最後に大きな広がりのある物語が完成する・・・そういう感じの世界。
これはWITNESSのライブでしか聴けない、梶原さんの世界ではないかと思います。


次は石川さん作曲の「LIVID DESERT」。
ひとつひとつに、しっかりとした重みのある感じの曲です。
ライブで聴くと、この曲のイメージって
「濃い赤」って感じでしたね。(照明がそうだったからかな?(^^;)
マグマの熱さや、生々しい感触を感じるような、
そんなイメージでした。すごくドラマチックでしたね。
この曲もうねりが大きいです。
梶原さんの、要所要所で入るカッティング、シャープで効いてました!


次に演奏されたのが、梶原さん作曲の「JIVE」!(笑)
この曲、かっこ良かった〜〜!
テンポのある、軽快なブルースロックです。
先日この曲をライブで聴いた親友(笑)から、
「たぶんこの曲J&B用じゃないかな?」と聞いていたのですが、
ほんと、もろにJ&Bの世界!って感じでしたね。


あぁ〜、やっぱり私はこういうブルースロックの世界が
たまらなく好きだーー!と聴いてて痛感してしまった一曲でした。
ほんと気持ちよかった!かっこ良かった!楽しかった!


この曲が演奏されてる間じゅう、
エレキギターも、「オレはこういう風に使って欲しいんだよ!」って
大喜びしてる感じがしました。
ギターが生き生きしている感じ。


そして弾いてる梶原さんも、すごく伸び伸びと、
動きやすそうに弾いてらっしゃる感じがしました。
うん、やっぱりああいう世界の曲を弾いてる梶原さんが、
いちばんかっこいいな。
あー、J&Bのライブ、早く見たーーい!!(涙)


華やかなスピード感のある本田さんのジャズナンバー、
「IT DO MEAN A THING」では、各プレイヤーのソロ回し大会!
何と言ってもかっこ良かったのは、石川さんのドラムソロ!!
んっもー、本っ当にかっこ良かったああぁ!
がっつりがっつり、しっかりした感触で、
固まり感を持って身体に響いてくる
石川さんの長いドラムソロ、堪能しました!
切り込み隊長石川さん、かっこいい!


第二部ラストは、三年前のWITNESSライブ時に
「新曲」として演奏された梶原さんの曲。


あー、覚えてます覚えてます、この曲。
ストレートな、男の子っぽいロックナンバーです。
フュージョン!て感じの曲ですね。


曲のイメージ的には、スピード感があって
真っすぐな感じなんですけど、
拍子的には、変拍子が入りまくりで、
「この曲を作曲した時の梶原さんには、
本田さんが乗り移ってたんじゃないのか?」と思ってしまうほどです。


そういう変拍子系な曲にも関わらず、
ストレートに熱い気持ちで盛り上がれる曲です。
かっこいい曲ですよね。
この曲も次のライブアルバム(笑)に入らないかなあ。


ライブ本編が終了して、アンコールは
「Dear Old Avignon」と「Your Smile」。


本田さん、梶原さん、石川さんの三人だけで演奏された
「Your Smile」がとっても素敵でした。


本田さんの、甘く切ないフルートの音色を聴いて、
梶原さんの、心を映す鏡のような温かいギターの和音の動きを聴いて、
まるで心音みたいに聞こえる、石川さんのドラムスのバスドラムの音を聴いて。


エレクトリックな楽器は何ひとつ使われていない、
(この曲での梶原さんはアコギでした)
たった三人のプレイヤーが織り成すあたたかい音の世界。


茜色の景色の中で、
優しく切ない時間が、ひとつひとつ大切に過ぎて行くような、
そんな演奏でした。


今回のWITNESSのライブのラストをしめくくるのにふさわしい、
とても素敵な、心に染み入る演奏だったと思います。



約三年ぶりのWITNESSのライブ、本当に素敵で素晴らしかったです。
WITNESSの音楽って、曲の間に流れている波やうねりが、
大きくてゆったりしているんですよね。ちまちましてない。
そして、ガチャガチャもしていない。
音楽がひとつひとつ、柔らかくて優しくて、丁寧な感触なんです。
聴いていると、ゆったりたっぷり、広〜い気持ちになれました。


ライブハウスの空間や、自分の体に、
少し甘い匂いのする、澄んだきれいな水が、
たぷたぷと満たされて行くような感覚を感じる
とっても素敵なライブでした。
上質な、香り高い大人の音楽でしたね。


ところどころで、ぐぐっと熱いナンバーや、
本田さんの変拍子ばきばきのナンバー(笑)が入るのも良かったです。
三年前のライブより、音世界のバリエーションが、
広がったような印象がありましたね。


いやー、ほんと、素敵なライブだったなあ。
WITNESSの音楽って、聴いていると、とっても精神が安定するんですよね。


WITNESSの音楽の素晴らしさは、
もっともっと多くの方々に知って頂くべきではないでしょうか?
ぜひ定期的に活動して頂きたいし、
機会があれば、地方でもライブをやって頂きたいなぁと思います。


今回のライブの終演後には、
WITNESS三人のメンバーの方々によるサイン会もあって嬉しかったです。
サインして頂いたCD、旅のいい記念になりました。


ライブ会場で、いろんなお友達に会えたのも、本当に嬉しかったです。
皆さん、ありがとうございました。


また次回WITNESSのライブがある時は、絶対行きたいなあ、と思います。
行って良かったです、東京。